クリスマスの怖悲しい話 後編

父親が物置を開けると、子猫が一匹そこに座っていました。

砂トイレが置かれ、ご飯の入っていたであろう器もあります。

父親は、子供達が拾ってきて育ててるんだろう、と考えました。

父親はその子猫の首根っこを持ちました。

そして、近くの川へ・・・。







夕方になり、母親と子供達が帰ってきました。

夕食の準備が始まり、豪華な夕食の時間も終わり一服している時でした。

「パパ、プレゼントがあるの!」
「そうだよぉ、とっても可愛いんだ!」
子供達は嬉しそうにそう言いました。
「あぁ、物置のあの子猫か?」
子供達はあっとした顔をしました。
「ダメじゃないか、野良猫なんて拾ってきちゃぁ。」
「きちんと処分しておいたぞ。これからは拾って来ないように!」
子供達は、この世の終わりのような顔をしていました。

その子猫は、子供達がバイトで稼いだお金で買ったものでした。
その後、この家族は崩壊し離散したそうです。