クリスマスの怖悲しい話

あるところに、ごく普通の家族がいました。

その家はちょっと裕福な家庭でした。

父親は大手企業の部次長。

母親は阪大出身。

長男は同志社大経済学部2回生。

長女は県立高校3年でした。

あるクリスマスの日、父親は珍しく遅く起きてきました。

母親と子供達は午前中買い物に出ており、家にいません。

父親は、遅めの朝食を摂るため一階のリビングに降りました。

朝食を済ませ、やることのない父親は庭の草むしりを始めました。

すると、物置から「にゃあ」という鳴き声が聞こえてきました。


続く