前の序章の続き

その控え室から、校門はなんの障害も無く見ることができた。

その校門に、学校には似つかわしくないトラックが3台ほど入ってきた。

荷台はアルミではなく幌でつくられている、軍用トラックである。

それが、奥の試験本部に突き進んでいく。

そのうちの一台が守衛待機所まえで停車した。

そこから降りてきたのは、完全武装の男たち。

そして、彼らが放った銃弾から悲劇は始まったのであった。